「腹をくくる」は「腹をすえる」と「高をくくる」の混同

これは「腹をすえる」「腹を決める」「腹を固める」など、決意した、観念した、という意味の言葉と、相手をあなどるという意味を持つ「高をくくる」という言葉がいっしょになってしまったものである。昭和51年夏の甲子園で、PL学園と柳川商業が対戦したときの監督談話を伝えた新聞記事に、「ピンチのときには、同点にされてもいいと、腹をくくっていた・・・」というものがあった。その結果、次の日からその新聞社に投書が山積し、一騒動が起こったという。「天下の公器たる新聞がなんたる文章を書くか!」というものから「どうやって腹をくくったらよろしいのでしょうか?」といった皮肉たっぷりのものまで様々だった。